
こんにちは、看護師大家もなか(@monaka_nurse)です!
副業をしているとよく出てくる話題のひとつが「マイクロ法人」です。社会保険料を大幅に削減できるとして、副業をする人の間でとても注目されています。
でも結論からいうと、看護師免許を持っているわたしたちには、マイクロ法人以外にも選択肢があります。むしろ、その選択肢の方がコストゼロで社会保険に入れて、リスクも少ないことが多い。
この記事では、マイクロ法人の基本から、看護師ならではの賢い代替戦略まで、実践的にまとめました。自分に合った方法を選ぶ参考にしてください😊
- マイクロ法人とは何か・設立で得られる節税効果
- マイクロ法人のデメリット・維持コストの現実
- 看護師免許を活かした社会保険加入の代替戦略3選
- 現役看護師・リタイア後それぞれのベストな選択
この記事の目次 クリック出来ます
マイクロ法人とは?副業大家に注目される理由
マイクロ法人とは、個人事業主や副業収入を持つ人が、節税・社会保険料削減を目的に設立する小さな法人のことです。一般的には、自分一人(または家族)だけが役員・従業員となる会社を指します。
年収が増えてくると、確定申告で「所得」が膨らみ、翌年の国民健康保険料・国民年金が跳ね上がります。これが個人事業主の悩みの種です。マイクロ法人を使うと、この問題を解決できます。
つまり、そもそも会社員などで会社の社会保険などに加入している場合はあまり関係がありません^^;
マイクロ法人で社会保険料が下がる仕組み
個人事業主・フリーランスの社会保険料(国民健康保険+国民年金)は、所得に連動して増えます。一方、マイクロ法人から自分に支払う役員報酬を低く設定(例:月5〜7万円)すれば、その報酬額に応じた健康保険・厚生年金に加入できます。
結果として、不動産収入がどれだけ増えても、社会保険料の計算上は「低収入の会社員」として扱われるため、保険料を大幅に抑えられる——これがマイクロ法人の最大のメリットです。
年間の節税・保険料削減効果は、状況によって数十万円になることもあります。だからこそ、話題になっているんですよね。
マイクロ法人の設立でできる主な節税
- 社会保険料(健康保険・厚生年金)の大幅削減
- 法人の経費計上の幅が広がる(家賃・通信費・交通費など)
- 所得分散による所得税の累進課税対策
- 小規模企業共済・法人向けiDeCoの活用
マイクロ法人のデメリット・維持コストの現実
マイクロ法人はメリットが大きい一方、「手間とコストが思ったよりかかる」という現実があります。
設立・維持にかかるコスト
まず、法人を設立するだけで費用がかかります。合同会社(LLC)なら約10万円、株式会社なら約25万円程度が目安。さらに毎年かかるランニングコストが積み重なります。
- 法人住民税(均等割):赤字でも年間約7万円かかる
- 税理士費用:法人は会計が複雑になるため、年間20〜40万円程度が相場 →全て自分で行えば不要。
- 社会保険料(法人負担分):自分への報酬に対して会社側も半額負担が必要
- 各種申告・手続き:法人決算・社会保険手続きなど事務負担が増える
社会保険料の削減効果が年間20〜30万円としても、これらのコストを差し引くと実質的なメリットはそれほど大きくないケースも十分あります。特に不動産収入がまだ年200万円以下の段階では、費用対効果を慎重に見極める必要がありますよ。
手間・複雑さの問題
法人を持つということは、「会計・税務・社会保険」の事務作業が一段と複雑になるということです。夜勤や忙しい日勤をこなしながら大家業もやっている看護師さんにとって、この時間的コストは無視できません。
「メリットはあるけど、手間もコストもかかる」——これがマイクロ法人の正直なところです^^;
看護師が使える!マイクロ法人に頼らない社会保険加入の代替戦略
ここからが本題です。実は看護師免許を持っているわたしたちには、マイクロ法人よりもシンプルで効果的な選択肢がいくつかあります。
戦略①【現役看護師】本業の職場でそのまま社会保険に入る
まだ現役で病院やクリニックに勤務している場合、本業の社会保険に入ったまま、副業の不動産収入はガンガン稼ぐのが最もシンプルな戦略です。
不動産賃貸業の家賃収入は「不動産所得」として確定申告しますが、社会保険料の計算には影響しません。会社員・常勤看護師の社会保険料は給与額をベースに計算されるため、不動産収入がいくら増えても保険料は上がらないんです。
マイクロ法人を作る必要はゼロ。設立コストも維持費もかかりません。本業で社会保険に入りながら、副業で不動産収入を積み上げていく——現役看護師さんにとってこれが最もコスパのいい戦略だと、わたしは思っています😊
不動産所得は「給与収入」ではないため、勤務先の社会保険料には影響しません。家賃収入が増えても社会保険料は上がらない——これが現役看護師×不動産投資の最大のメリットです。
戦略②【リタイア後】看護師バイトで週20時間以上働いて社会保険に入る
FIREやセミリタイア後の場合、国民健康保険・国民年金の負担が重くなります。ここで活きるのが看護師という最強の資格です。わたし自身もFIRE後にこの方法を活用しました。
2024年の法改正により、従業員51人以上の事業所では週20時間以上・月額賃金8.8万円以上の条件を満たすパート・アルバイトも社会保険(健康保険・厚生年金)に加入できるようになりました。
看護師免許があれば、週3日・1日7〜8時間のアルバイトでも条件を満たすことが十分可能です。コストゼロで社会保険に加入でき、しかも少し働くことで不動産収入以外の所得も得られるため、収入源の分散というリスク管理にもなります。
「完全リタイアして何もしない」より、好きなペースで週3日だけナースとして働く——社会とのつながりを保ちながら節税もできる、一石二鳥の選択肢だと思いますよ😊
- 週の所定労働時間:20時間以上
- 月額賃金:8.8万円以上(年収換算106万円以上)
- 勤務先の従業員数:51人以上(2024年10月〜)
- 学生でないこと
看護師バイトなら時給1,500〜2,500円が相場のため、週20時間でも月収8.8万円はクリアしやすいです。
戦略③【リタイア後・応用編】知人の法人に役員として入れてもらう
もし周囲に法人を持っている友人や仲間がいれば、その法人に役員として参加させてもらうという方法もあります。
役員は「週20時間」の縛りがなく、役員報酬が月3万円程度でも一定の条件を満たせば社会保険に加入できます。役員報酬は低く抑えつつ、自分がその法人に貢献する価値(人脈・アドバイス・ノウハウなど)を提供して、実質的に「社会保険加入のための入場料」を節約するイメージです。
ただし、これは信頼関係のある仲間との話し合いが前提です。相手の法人にも税務・社会保険の観点でメリット・デメリットがあるので、税理士を交えてしっかり確認することをおすすめします。
実態のない「幽霊役員」として社会保険料だけを目的に加入する行為は、法的リスクがあります。ちゃんとお仕事しないとただの脱税になっちゃうかも^^;
結局、看護師大家はどの戦略が一番いいの?
状況別にまとめると、こうなります。
| 状況 | おすすめ戦略 | コスト |
|---|---|---|
| 現役看護師(常勤) | 本業の社会保険に入ったまま不動産収入を増やす | ゼロ |
| セミリタイア・FIRE後 | 週20時間以上の看護師バイトで社会保険に加入 | ゼロ(むしろ収入増) |
| 人脈あり・応用編 | 知人法人に役員として参加 | 低〜中 |
| 不動産収入が多く複数物件保有 | マイクロ法人も選択肢(要コスト試算) | 中〜高 |
看護師免許は「最強の社会保険加入ツール」でもある、というのがわたしの結論です。わざわざ法人を作って手間とコストをかけなくても、資格を活かしてバイトを少しするだけで、同等以上の効果が得られることが多いですよ。
それでもマイクロ法人を検討すべき人の条件
「自分は法人を作った方がいいのかな?」と思う方のために、マイクロ法人が向いているケースも整理しておきます。
- 個人事業主で、所得が大きく社会保険料の負担が大きい
- 看護師を完全に辞めていて、他に社会保険に入る手段がない
- 家族を役員にして所得分散したい
- 法人で経費化したい支出が多い(セミナー・書籍・交通費など)
- 法人への不動産移転(法人化)を将来的に検討している
これらに複数当てはまる場合は、マイクロ法人の設立を検討する価値があります。法人の設立自体は難しくありませんが、設立前に「メリットがコストを上回るか」を必ずシミュレーションしてください。
株式会社の「代表取締役社長」を名乗れるというメリットもありますねw
まとめ:看護師大家の節税は「免許」が最強の武器
マイクロ法人は確かに節税効果がある選択肢ですが、設立・維持のコストと手間を考えると、看護師免許を持つわたしたちには他の方法の方が合理的なことが多いです。
- 現役看護師なら→本業の社会保険に入ったまま不動産収入をガンガン増やす
- セミリタイア・FIRE後なら→週3日のナースバイトで社会保険に入りながら収入源を分散
- 人脈があれば→知人法人への役員参加という手段も
- 収入規模が大きくなったら→その段階でマイクロ法人を検討
大切なのは「流行りの節税策」に飛びつくのではなく、自分の状況に合った方法を選ぶことです。看護師免許という強みを最大限に活かした戦略を立てていきましょう!
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