「Googleの生成AI、学生なら安く使えるらしい」と聞き、放送大学の学籍で実際に申し込んでみました。
そう聞いて調べてみると、出てくるのは「大学生は1年間無料!」という記事ばかり。放送大学のような通信制の大学生や、社会人になってから学び直している人が対象になるのかは、どこにも書かれていませんでした。
先に結論をお伝えします。放送大学の学籍(全科履修生)で、SheerIDの学生認証は問題なく通りました。 わたしは30代の社会人学生ですが、対象外にはなっていません。
そのうえで選んだのは、多くの記事が推している「Google AI Plus 12か月無料」ではなく、月720円のGoogle AI Proの学割のほうです。Plusは無料期間が終わると月725円。つまり2年目以降は、上位プランであるProの学割のほうが5円安くなるという逆転が起きているからです。
この記事では、放送大学生・通信制大学生・社会人学生の方が「自分は対象になるのか」「PlusとProのどちらを選ぶべきか」を判断できるように、2026年8月時点の条件と、実際に契約して分かったことをまとめました。
放送大学生のGemini学割|先に結論
忙しい方のために、要点だけ先にお伝えします。
- 放送大学の学籍で、学生認証は通りました。公式の条件文に年齢の上限も「通学制であること」も書かれておらず、30代・通信制・社会人でも対象から外れませんでした
- 選ぶなら「Google AI Pro」の学割(月720円)です。話題の「Plus 12か月無料」は無料期間が終わると月725円。2年目以降は、上位プランであるProのほうが安くなります
- 「最長4年間 月720円」は自動ではありません。12か月ごとにSheerIDで再認証して更新する仕組みで、契約直後の課金予定には通常価格の2,900円が表示されます
放送大学の学籍でGoogle AI学割に申し込んだ結果【認証は通りました】
まずは、この記事でいちばんお伝えしたかった部分から。
わたしはもともと、以前実施されていた「Gemini Pro 15カ月無料キャンペーン」を利用していました。その無料期間が2026年9月末で終わるため、次はどうしようかと考えていたところです。
そこで学生向けの割引を調べ、放送大学の学籍で申し込みを実行。結果として学生認証は無事に通り、無料期間が終わる9月30日から、Google AI Proの学割(月720円)へ切り替えることができました。
30代で、しかも通信制の大学生。「さすがに対象外だろう」と思っていたので、正直かなり嬉しかったです^ ^ 同じような立場で諦めかけている方は、ぜひ一度試してみてください。
対象条件は「在籍していること」と「学校のメールアドレス」
Googleの公式ヘルプに書かれている条件は、次の2つだけです。
- 高等教育機関に在籍していること
- 学校の有効なメールアドレスを使って、SheerIDで学生であることを確認できること
意外とシンプルですよね。「新卒である」「特定の大学である」といった条件は書かれていません。
年齢の上限は公式に書かれていない
社会人学生がいちばん気になるのが年齢だと思います。
Googleの学生向けページには「利用資格のある18歳以上の大学生が対象です」と記載されており、上限年齢についての記述はありません。
とはいえ、キャンペーンの条件は改定されることがあります。申し込み前に必ずGoogle One公式サイトで最新の条件をご確認ください。
社会人・通信制の学生は「最長4年」の対象になる?
わたしがいちばん気になっていたのが、ここでした。
改めてGoogle One公式ヘルプの条件文を日本語版・英語版の両方で確認しましたが、Google AI Proの学割の条件は次の3つだけです。
- Google AI Proが提供されている国・地域(香港・マカオを除く)の高等教育機関に在籍していること
- 学校の有効なメールアドレスを使い、SheerIDで学生であることを確認できること
- 有効な支払い方法を登録した個人のGoogleアカウントを持っていること
英語版でも「Be a student at a higher education institution」とあるだけで、「全日制であること」「通学制であること」「新卒であること」「何歳以下であること」といった条件はどこにも書かれていません。
放送大学は文部科学省の認可を受けた正規の大学、つまり高等教育機関です。学生用のac.jpメールアドレスも発行されます。条件文に照らすかぎり、社会人であることも通信制であることも、対象から外れる理由にはならないという理解になります。
そして実際、30代・通信制・社会人のわたしが認証を通過しています。
なお「18〜24歳の大学生が対象」と書いている解説記事をいくつか見かけましたが、この年齢の上限はGoogle One公式ヘルプの条件文には見当たりません。ニュース記事側の表現と公式の条件文にズレがある状態なので、諦める前にご自身で認証を試してみる価値は十分にあると思います。
カギはSheerIDによる学生認証
手続きで実質的な関門になるのが、SheerIDという第三者サービスによる学生認証です。
学校が発行したメールアドレス(日本の大学であればac.jpドメイン)を使って認証を行います。海外の情報では「.eduメールが必須」と書かれていることがありますが、日本の大学はこれに当てはまりません。
なお、学生認証に使うメールアドレスと、契約するGoogleアカウントは別々でも構いません。普段使っているGmailアカウントで契約しつつ、認証だけ学校のアドレスで行う、という形が可能です。
注意:ファミリーグループに入ったままだと対象外
見落としやすいのがこの条件です。
Google Oneの公式ヘルプには、他の人のファミリーグループのメンバーである場合は学生向け特典の対象外(事前に共有プランから離脱した場合を除く)という記載があります。
ご家族のGoogle Oneプランに相乗りしている方は、申し込み前に確認しておきましょう。
放送大学の学籍種別(全科・選科・科目履修生)はどうなる?
放送大学には全科履修生・選科履修生・科目履修生という区分があります。
わたしは全科履修生として認証が通りましたが、選科履修生・科目履修生の方が同じように通るかどうかは、公式には明示されていません。心配な方は、まず認証だけ試してみるのが確実です。
放送大学で使える学割は他にもたくさんあります。あわせてどうぞ👇
▶ 放送大学の学割一覧【2026年最新】選科・科目履修生でも使える制度を徹底比較
▶ 【放送大学×Apple学割】社会人・全科履修生なら最大3万円以上お得|2026年申込方法を解説
Gemini学割はPlusとProどちらが得?料金と機能を比較
対象になることが分かったら、次は「どちらを選ぶか」です。現在Googleが学生向けに用意しているのは、次の2つです。
①Google AI Plus:12か月間 無料
いわゆる「学生1年無料」として広まっているのがこちらです。
- 12か月間、無料で利用できる
- 通常価格は月額725円
- クラウドストレージは400GB
- Geminiの利用枠が無料版の2倍になる
- Gemini Omni、学習ノートなどの機能が使える
申し込みの期限は2026年12月31日とされています。
②Google AI Pro:学割で月720円
こちらは無料ではありませんが、通常価格から75%オフになる学割プランです。
- 学割価格は月額720円
- 在籍中、最長4年間まで割引を更新できる(自動で4年続くわけではありません。後述します)
- クラウドストレージは5TB
- 上位モデルやDeep Searchなど、より高度な機能が使える
- 12か月ごとにSheerIDでの再確認が必要
「長く在籍するほど有利」というのが、通信制大学のようにマイペースで学ぶスタイルと相性が良いところです。
比較表:PlusとProはどちらが得か
2つを並べると、違いがはっきりします。
| 項目 | Google AI Plus | Google AI Pro |
|---|---|---|
| 学生価格 | 12か月無料(通常725円) | 月720円(75%オフ) |
| 割引が続く期間 | 12か月 | 最長4年(12か月ごとに再認証) |
| ストレージ | 400GB | 5TB |
| 使える機能 | Gemini利用枠2倍、Gemini Omni、学習ノート | 上位モデル、Deep Searchなど |
注目していただきたいのは料金の欄です。Plusの通常価格725円に対して、Proの学割価格は720円。無料期間が終わった瞬間に、Plusのほうが高くなります。
ストレージも400GBと5TBでは10倍以上の差がありますし、使えるAIモデルもProのほうが上位です。「1年タダ」という言葉のインパクトは大きいのですが、2年目以降まで見据えると評価が変わってきますね。
結論:長く使うなら「Google AI Pro」がおすすめ
放送大学生のように、これから何年も在籍して学び続ける予定がある方は、月720円のGoogle AI Proの学割を選ぶのがおすすめです。無料期間終了後のPlusより月5円安く、しかも中身は上位という逆転が起きているからです。
一方で、「まずは無料で試して、合わなければやめたい」という方にはPlusという選択肢もあります。その場合は、後述する自動課金にだけ気をつけてください。
放送大学生向けGoogle AI学割の申し込み方法【5ステップ】
手順そのものは難しくありません。
- Google Oneの学生向け特典ページにアクセスする
- 契約に使うGoogleアカウントでログインする
- SheerIDの画面で、学校名と学校のメールアドレスを入力して学生認証を行う
- 認証が通ったら、PlusまたはProのプランを選ぶ
- 支払い方法を登録して申し込みを完了する
注意点として、無料のPlusを選ぶ場合でも支払い方法の登録が必要です。ここが次の章の話につながります。
申し込んだあとに知っておきたいお金の注意点
ここは、実際に契約したからこそ分かった部分です。「4年間ずっと720円」という言葉のイメージと、実際の画面はかなり違います。
「最長4年」は自動で続くわけではありません
Google One公式ヘルプには、Google AI Proの学割について「在籍期間中、最長4年間連続で」割引を受けられるとあり、同時にこう書かれています。
通常 12 か月ごとに SheerID での再確認が必要です
英語版はもう少しはっきりしていて、「12か月ごとにSheerIDで再認証する必要がある。再認証しなかった場合は特典を失い、通常価格が請求される場合がある」という趣旨の記載があります。
つまり「最長4年」とは、毎年こちらから在籍を証明し直すことを条件に、最大4回まで720円を更新できるという意味です。放送大学のように長く在籍できる大学でも、割引の上限は4年まで。逆にいえば、4年在籍し続ける前提なら、上限まできっちり使い切れます。
課金予定に「2,900円」と表示されて焦りました
申し込みを完了すると、Google Playから届く定期購入の確認メールに、次のような予定が表示されます。
- 今日:¥0
- 2026/09/30 開始:¥720/月
- 2027/09/28 開始:¥2,900/月
初めて見たときは「4年間割引じゃなかったの?」と焦りました。この2,900円はGoogle AI Proの通常価格です。
なぜこう表示されるかというと、学割が12か月単位でしか確定していないからだと考えられます。1年後に再認証するかどうかは現時点では未確定なので、システム上は通常価格が入っている、という理解です。
同じように「管理画面に2,900円と表示されたけれど、実際の請求は720円だった」という報告もあります。また、1年前に学割で契約した方のもとへ「もう1年720円で継続できる」というオファーが届いたという声も見かけました。表示された金額がそのまま請求されると決まったわけではありません。
Plusの「12か月無料」は、終了後に自動で725円になります
Plusを選ぶ場合の注意点もここに書いておきます。
無料期間が終了すると、解約しないかぎり自動的に月725円の有料契約へ移行します。申し込み時に支払い方法を登録するのは、このためです。
解約はGoogle Oneの管理画面からいつでも行えます。
結局、やることは「カレンダーに入れる」だけ
PlusでもProでも、対策は同じです。わたしがやっているのはこの2つだけ。
- 申し込んだその日に、カレンダーへ予定を入れる(Plusなら「無料期間終了」、Proなら「学割の再認証」を、切り替わる少し前に)
- 在籍が切れる予定がある年は、その時点で継続するかどうかを判断する
「1年後の自分が覚えている」に賭けないこと。これに尽きます。わたしも以前の無料キャンペーンの終了日をカレンダーに入れていたおかげで、今回のProへの切り替えを落ち着いて判断できました。
放送大学生のGemini活用法【勉強・語学・仕事】
契約したあとの話も少しだけ。わたしが実際に助かっている使い方をご紹介します。
①放送大学の勉強サポート
放送大学では幅広い科目を履修するので、独学では理解しにくいテーマに出会うことがよくあります。
難しい概念をかみ砕いて説明してもらう、レポートのアウトラインを一緒に整理する、参考文献を並べ替える。こういった作業はAIがとても得意です。特に理系科目や法学系など、前提知識が必要な分野で心強い味方になります。
ただし「AIが入口を開けてくれる」という位置づけにとどめ、最終的な理解は自分でしっかり固めるスタイルがおすすめです。
②語学学習
英語や中国語の学習とAIの相性は抜群です。
英作文の添削、同じテーマの例文を大量に作ってもらう、発音のコツを教えてもらう。人に頼むと気を遣ってしまう「何度も同じことを聞く」が、AIなら遠慮なくできます。
▶ 放送大学で取れる「役に立つ資格・単位」まとめ【社会人・看護師向け】
③不動産管理や資産運用の事務作業
わたしは不動産賃貸の管理と資産運用をしています。
入居者さんへのお知らせ文の作成、物件資料の整理、投資関連のリサーチなど、事務的な作業の下書きをAIに任せると時間の使い方が変わります。FIREを達成した今も「時間を大切に使う」ことは変わらず意識しているポイントです。
わたしはClaudeとGeminiの二刀流で使っています
「生成AIは1つに絞ったほうがいいのでは」と思われるかもしれませんが、わたしはClaudeとGeminiを併用しています。得意分野が違うからです。
Geminiの良さは、AIの賢さそのものよりも「暮らしへの馴染みやすさ」にあると感じています。
- Googleサービスとの連携が強い:Gmail・Googleドキュメント・Googleドライブと自然につながります。放送大学の勉強ノートをGoogleドキュメントで管理しているので、この連携はとても助かります
- ストレージがしっかり付いてくる:AI機能の料金だけでなく、クラウドストレージが一緒に手に入るのはコスパが高いポイントです
- 家族との共有ができる特典がある:Google Oneのファミリー共有に対応した特典があり、家庭単位で考えると価値が増します(共有できる特典とできない特典があるので、公式の案内をご確認ください)
一方で、自分で手順を考えて作業を進めていくエージェント型の機能は、Claudeのほうが強いと感じています。使い分けはこんなイメージです。
| 用途 | 使うAI |
|---|---|
| 調べもの、文章の下書き、Googleサービスと絡む作業 | Gemini |
| 手順の多い作業をまるごと任せたいとき | Claude |
どちらか一方を選ばなければいけない、という話ではありません。Geminiが学割で月720円になるなら、併用のハードルはぐっと下がります。これも、わたしがProの学割を選んだ理由のひとつです。
よくある質問
Q. 放送大学の学籍で本当に学生認証は通りますか?
A. わたしは全科履修生として認証が通り、Google AI Proの学割に加入できました。ただし選科履修生・科目履修生の方については公式の明示がないため、実際に試してご確認ください。
Q. 30代・40代でも学割は使えますか?
A. 公式ページには「18歳以上の大学生が対象」と書かれており、上限年齢の記載はありません。わたし自身も30代で認証を通過しています。条件は変更される可能性があるため、申し込み前に公式サイトをご確認ください。
Q. 「最長4年間 月720円」は社会人や通信制の学生も対象ですか?
A. Google One公式ヘルプの条件文には「高等教育機関に在籍していること」とあるだけで、全日制・通学制・年齢といった条件は書かれていません。放送大学は正規の大学なので、条件に照らすかぎり対象から外れる理由はなく、実際にわたしは認証を通過しています。
Q. 契約後に「2027年から2,900円」と表示されました。学割になっていないのでは?
A. 2,900円はGoogle AI Proの通常価格です。学割は12か月ごとの再認証で更新する仕組みのため、翌年以降は通常価格が予定として表示されます。再認証すれば最長4年まで720円を更新できます。ただし再認証を忘れると本当に通常価格になるので、カレンダーへの登録をおすすめします。
Q. 家族のGoogle Oneプランに入っていても申し込めますか?
A. 公式ヘルプには、ファミリーグループのメンバーは対象外(事前に共有プランから離脱した場合を除く)という記載があります。相乗りしている方は事前の確認が必要です。
Q. PlusとProは途中で乗り換えできますか?
A. Google Oneの管理画面からプラン変更が可能です。ただし学割の適用条件や残り期間の扱いは公式の案内をご確認ください。
Q. 学校のメールアドレスでGoogleアカウントを作り直す必要がありますか?
A. 必要ありません。契約するGoogleアカウントと、学生認証に使うメールアドレスは別々で構いません。
まとめ:放送大学生が選ぶなら「Google AI Pro」が有力
最後に要点を整理します。
- 2026年8月時点の学生向け特典は、Google AI Plus(12か月無料)とGoogle AI Pro(月720円の学割)の2種類
- 条件は「高等教育機関に在籍」+「学校メールでSheerID認証」+「支払い方法を登録した個人のGoogleアカウント」
- 公式の条件文に全日制・通学制・年齢の指定はなく、社会人の通信制大学生も条件を満たす
- 実際、30代の放送大学生であるわたしも認証を通過できた
- Plusの通常価格725円に対しProの学割は720円。無料期間終了後はProのほうが安く、機能も上位
- 「最長4年」は自動ではなく、12か月ごとにSheerIDで再認証して更新する仕組み
- 契約後の課金予定には翌年から通常価格の2,900円が表示されるが、再認証すれば720円を継続できる
- 他の人のファミリーグループに入ったままだと対象外になるので注意
- Plusを選ぶ場合は、無料期間終了後の自動課金に注意
- 申し込み期限は2026年12月31日
「学生1年無料」という言葉だけを見て申し込むと、1年後に少しもったいない結果になるかもしれません。ご自身がどれくらいの期間使うつもりなのかを考えてから選ぶと、納得のいく選択ができるはずです。
放送大学の勉強や語学、仕事に。学生という立場を活かして、使える制度は上手に活用していきたいですね。
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