老後の住宅を考えてみる。高齢者がお家を借りられないってホントなの??

こんにちは、セミリタイア中の看護師もなか(@monaka_nurse)です!

日本では「高齢者になると家を貸してもらえない」と不安を持っている人がたくさんいます。

実際に高齢者お断りの物件もあります。家賃を払えなかったり、孤独死を心配している大家さんがいるためです。

そのため「賃貸暮らしではダメだ、持ち家を持つべきだ」という考えもあります。

しかし高齢者の生活支援をしてきた保健師の私は、老後の賃貸暮らしは危険とはあまり考えていません。

その理由は以下のとおりです

  • 高齢者に貸してくれる賃貸は実は結構ある
  • 不動産所有していても維持費はかかる(住居費は一生必要)
  • 老後の備えは現金が一番強い

もなか
簡単に解説していきますね^ ^

 

高齢者に貸してくれる賃貸は実は結構ある

わたしは保健師として高齢者の支援をしていました。

住居探しを手伝った経験も多いのですが、入居先が見つからなかった事は実際は一度もありません。

たしかに若い人と比べると、入居可能な物件の数は減ります。

しかし日本は人口が減っていて、空き家も増えています。

大家さんも空室より高齢者であっても入居してくれていた方が利益を得られて嬉しいでしょう。

また高齢者の入居に積極的でない物件でも、交渉次第で入居できる場合もあります。

例えば貯金が十分にあれば「前もって半年分支払う」と提案する事で入居できる場合もあります。

年金額を伝えて、十分なキャッシュフローを証明する方法もあります。

高齢者や生活保護者を積極的に受け入れている大家さんもいますね。確実な収入が保障されていると考えているようです。

その他にも公営住宅を選択する方法もあります。

日本の公営住宅は収入に応じた家賃なので、退職後ならば家賃が安いというメリットもあります。

基本的には家族向けの賃貸なのですが、最近は独身高齢者でも入居可能な物件も増えていますね。

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不動産所有していても維持費はかかる(住居費は一生必要)

「不動産を持っていればお金がかからなくて安心」と言う人がいますが、これはランニングコストを完全に忘れてしまっています。

不動産を所有しているとたくさんの費用がかかります。固定資産税や住宅に関する保険だけでなく、老朽化に伴うメンテナンス費用も高額です。

自然災害で大きなダメージを受け、修繕費用が急に発生する場合もあります。

住宅に関する保険もありますが、加入すると当然費用がかかります。

色々な費用を合計すると、毎月賃貸と同じくらい支出が発生する場合もあります。

老後の備えは現金が一番強い

2000万円の住宅より2000万円の現金の方が、老後の助けになると私は考えています。

上記のように不動産を所有していてもお金はかかるし、老後は医療・介護費など急な出費の可能性も高くなります。

その様な時に現金は強い味方になりますが、高額な不動産を購入していた場合現金が不足している可能性があります。

不動産を売却する方法もありますが、売買が簡単では無いので緊急時にすぐに現金化する事は難しいです。

「一生売らないから関係ないよ」という方もいますが病気や介護施設入居のため自宅に住み続けられない可能性もあります。

その際に不動産が売れなければ、負債となってしまうリスクがあります。(もちろん高値で売却できれば素晴らしい資産です)

終わりに

今回は一番お伝えしたかったのは「賃貸と持ち家どちらが優れている」という事ではなく「それぞれのメリットデメリットをしっかり調べておくことが重要」という事です。

賃貸がおすすめ!のように見えてしまったかもしれませんが、わたしは現在不動産を所有しているしとっても満足です^ ^

でも築45年になる物件なのでいずれ処分することになります。

その時の費用の準備はあるし、配当金などの収入があるので賃貸生活になっても住居費に困ることはありません。

わたしはワンルーム1.5万円のアパートに住んでいた経験もあるので、どこでも暮らせる自信もあります(一番の強みかもしれません😄

「高齢者はどこも賃貸を貸してくれない!」という情報だけに惑わされずに実際に自分で調べてみることが大切です。

例えば「高齢の親の賃貸住宅を探している」と言って、近所の不動産に問い合わせるのもよいでしょう。

安心した生活に向けて、わたしも引き続き勉強を頑張ります!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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