


- 「看護がしたい!」なら准看護師も十分アリ。学費以上のリターンは確実に得られる
- 最終的には正看護師・保健師へのステップアップも可能(わたしも経験済み)
- 働きながら通える・学費を補助してもらえる制度が充実しているので費用の心配は不要
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准看護師とは?正看護師との違いを簡単に整理
まず基本的なところから確認しましょう。准看護師と正看護師(看護師)の違いは、主に免許の種類・養成期間・業務範囲にあります。
| 准看護師 | 正看護師(看護師) | |
|---|---|---|
| 免許の種類 | 都道府県知事免許 | 厚生労働大臣免許 |
| 養成期間 | 2年(准看護学校) | 3年以上(看護専門・大学等) |
| 業務 | 医師・看護師の指示のもと看護業務 | 独自判断で看護業務が可能 |
| 平均給与 | やや低め | 高め |
| 求人数 | 多い(病院・施設・在宅など) | 非常に多い |
一言で言うと、准看護師は「医師や看護師の指示のもとで看護業務を行う」資格です。独立して判断できる範囲は看護師より狭いですが、実際の現場では准看護師が担える仕事は非常に幅広いです。
今から准看護師を取る意味はある?結論:あります
「准看護師は廃止の方向では?」という声をよく聞きます。確かに准看護学校の数は減少傾向にあります。しかし、2026年現在もまだ全国に100校以上が稼働しており、すぐになくなる見込みはありません。
そして何より大切なのは「無資格の状態と比べてどうか」という視点です。
- ハローワークにも求人サイトにも准看護師の求人は豊富にある
- 病院以外にも高齢者施設・障害者施設・訪問看護・学校・保育園など職場の幅が広い
- 無資格状態よりはるかに安定した給与・雇用を得られる
- 2年間学べば、一生使える国家資格に準ずる免許が手に入る
准看護師は「看護師と比べると給与が低い」とよく言われますが、それはあくまで看護師と比べた場合の話です。今現在、無資格で働いている方や、他業種からの転職を考えている方にとっては、十分に魅力的なキャリアチェンジの選択肢です。
学費と収支のリアル|2年間でどのくらいかかる?
わたし自身が准看護学校に通ったときの費用をお伝えします。
- 授業料・教科書代・実習費・白衣など:総額約120万円(2年間)
- 月換算で約5万円
安くはありませんでした。でも「准看護師免許の価値」を考えれば、2年分の投資は確実に回収できます。資格取得後は、月給が数万円単位で上がることも珍しくありません。
さらに後述する「教育訓練給付制度」や「お礼奉公制度」を活用すれば、実質的な自己負担をぐっと減らすことも可能です。
ステップアップも可能|わたしも准看→看護師→保健師になりました
准看護師はゴールではなく、キャリアの出発点にもなります。わたし自身、准看護師からコツコツとステップアップし、最終的には保健師の資格まで取得しました。
准看護師から正看護師(看護師)を目指す方法には、大きく以下の選択肢があります。
- 看護師2年課程(昼間):集中して2年間で取得
- 看護師2年課程(定時制):働きながら3年間で取得
- 通信制課程:実務経験(通算7年以上)があれば通信で取得
わたしが最初に准看護学校を選んだ理由はシンプルです。
- 働きながら通える(2年間の生活費を貯金だけで賄えるほど余裕がなかった)
- 看護専門学校や大学の入試に合格できる学力がなかった
- 2年間なら、お金を借りずになんとかなりそうだった
「最短の道が最善の道とは限らない」という言葉があります。准看護師からコツコツ進んだわたしの道のりは、遠回りに見えて、自分にとっては最善の選択でした。
保健師資格取得のリアルな体験談はこちらにまとめています。
👉 保健師へのキャリアチェンジ体験談|夜勤なし・FIRE加速・求人の幅が広がる最強の資格
学費を調達する方法4選
① お礼奉公制度(メリット・デメリットあり)
医療業界特有の制度で、「卒業後に一定期間その施設で働くことを条件に、学費・生活費を支援してもらえる」仕組みです。病院・診療所・介護施設などが導入しています。
支援を受けた期間と同じ期間働けば返済不要というケースが多く、金銭的余裕がない方には強力な選択肢です。ただし、自由度が低くなる・拘束期間が長くなるリスクもあるため、契約内容はしっかり確認しましょう。
② 一般の奨学金
日本学生支援機構(JASSO)などの奨学金も利用できます。ただし金利が発生する場合があるため、借入額と返済計画はしっかり試算しておくことをおすすめします。専門学校・大学向け奨学金と、病院の奨学金を併用できるケースもあります。
③ 家族からの借入
ギャンブルや浪費のための借金は勧めませんが、看護師免許取得のための借金は「良い借金」です。一生使える資格のために、家族に協力を求めることは恥ずかしいことではありません。看護師免許は、家族全員を守る力になる可能性もあります。
④ 教育訓練給付制度(最もおすすめ!)
社会人から看護学生になる方に最もおすすめしたい制度がこちらです。国(厚生労働省)が運営する雇用保険を活用した給付制度です。
働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。
厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
ざっくり言うと
- 学費の補助がある(返済不要)
- 在学中に給付金がもらえる(失業手当のようなもの)

わたしもこの制度を看護学校の2年課程で利用しました。2年間、お金の心配なく学業に集中できたのはこのおかげです。本当にありがとう、ニッポン。
注意点:
- 雇用保険の加入期間など、利用条件がある
- 事前の手続きが必要
- 全ての学校が対象ではない
今すぐ条件を満たしていなくても、「この制度を使えるような働き方をしておく」ことで将来的に活用できます。ぜひ事前に調べておくことをおすすめします。
准看護師取得後のキャリア|看護師転職はどうする?
准看護師として働き始めたあと、もし転職を考えるタイミングが来たら、看護師専門の転職サービスを活用するのがおすすめです。准看護師・看護師向けの求人を豊富に持っており、無料でキャリアアドバイザーに相談できます。
▼ 看護師・准看護師の転職サポートはこちら(無料)
転職のタイミングや考え方については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
👉 【忖度なし】看護師はもっと転職していい。賢い転職術と失敗回避の「円満退職&出戻り戦略」
まとめ|准看護師はまだまだ取る価値がある資格です
- 准看護師は廃止方向ではあるが、2026年現在も全国100校以上が稼働中
- 無資格状態と比べれば、給与・求人・安定性すべてが改善する
- 2年間・働きながら通学可能・学費補助制度ありで取得ハードルは低い
- 准看護師からさらに正看護師・保健師へのステップアップも現実的
- 「看護がしたい」という気持ちがあるなら、准看護師は最初の一歩として最適

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!














