
「放送大学って何が取れるの?」「社会人でも役立つ資格や単位ってある?」——そんな疑問を持って調べている方に向けて、この記事では放送大学で取得できる資格を調べてみました。
そして記事の後半では、わたしが声を大にして伝えたい「放送大学の本当のコスパの良さ」についてお話しします。資格を個別に取ることより、もっと大きなメリットがあるんです。
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放送大学とは?社会人が学べる通信大学
放送大学は文部科学省・総務省が所管する正規の大学です。テレビ・ラジオ・インターネットを通じて授業を受けられるため、フルタイムでも働きながら学べるのが最大の特徴。
学費は放送授業1科目(2単位)あたり12,000円と通信制大学の中でも格安で、全国に学習センターがあります。夜勤や不規則勤務がある看護師・医療職にとっても、自分のペースで進められるのは大きな魅力です。
わたしもフルタイムの仕事をしながら通い、無事大卒になりました^ ^
放送大学で取れる役に立つ資格(あんまりなかった^^;)
放送大学を活用すると取得できたり受験資格が得られるものをまとめました。それぞれ必要な科目・条件が異なるため、入学前に確認しておきましょう。
認定心理士
日本心理学会が認定する資格で、「心理学の基礎知識・技能を持つ」ことを証明します。放送大学の「心理と教育コース」で所定の単位を修得することで申請が可能です。
日本心理学会へ書類申請し、審査と認定料の支払い手続きを経て取得できます。
国家資格ではありませんが、職場でのメンタルヘルス対応・患者相談・スタッフ教育など看護現場でも活かせる知識が身につきます。公認心理師(国家資格)の受験を将来目指す場合の足がかりにもなります。
養護教諭ニ種免許(保健師免許保持者向け)
これは看護師にとって特に魅力的な資格です。保健師免許を持っている人が放送大学で所定の単位を修得すると、養護教諭ニ種免許(学校の保健室の先生)を取得できます。
わたしもこちらの制度を使って養護教諭免許を取得しました!記事にもしていますのでぜひご覧ください。
保育士試験の受験資格(大卒が条件)
保育士国家試験を受けるには、高卒の場合は2年以上の実務経験が必要ですが、大卒(短大卒含む)であれば実務経験なしで受験できます。放送大学で大卒資格を取得してから保育士試験に臨む、というルートが取れます。
ただし3年制の看護専門学校や短大を卒業している看護師は、すでに保育士試験の受験資格に該当するそうです😊
他にも色々紹介はされていましたが、実際は「放送大学+他で実習が必要」といったものも多く「放送大学だけで完結」は意外と少なかったです^^;
資格以外でも役立つ「単位・学び」はたくさんある
とはいえ放送大学は資格取得だけが目的ではありません。以下のような学びは、看護師としてのスキルアップに直結します。
- 心理学・カウンセリング系科目:患者・家族・スタッフとのコミュニケーション力向上に
- 統計・データサイエンス系科目:看護研究・EBM(根拠に基づく医療)の理解を深める
- 社会福祉・介護政策系科目:地域包括ケア・退院調整など多職種連携の知識に
- 経営・マネジメント系科目:病棟師長・看護管理職を目指す人の土台に
- 法律・倫理系科目:インフォームドコンセント・患者権利など医療倫理の視点を養う
これらの単位は資格にならなくても、日々の看護実践や院内勉強会・キャリア面談での自己PRに活きてきます。
【本音】資格より「大卒になること」が一番コスパが高い
ここからは、筆者の本音をお伝えします。
放送大学をどう活用するか考えたとき、個別の資格を取ることより「大卒(学士)資格を取ること」が圧倒的にコスパが良いと感じています。理由はシンプルで大卒という学歴は一度取れば一生使えるうえ、そこから派生するメリットが非常に大きいからです。
大卒になると何が変わるの?
具体的なメリットを挙げていきます。
- 受験できる資格が一気に増える:保育士のように、大卒というだけでが受験資格を得られる国家資格は多数あります。
- 職場によっては給料が上がる:病院によっては高卒・専門学校卒と大卒で給与テーブルが異なります。在職中に大卒資格を取得して昇給申請できるケースも。
- 転職・求人の選択肢が確実に広がる:管理職ポジション・医療系企業・行政・保健センターなど「大卒以上」を条件にしている求人は少なくありません。
- 大学院・さらなる進学の道が開ける:看護管理系・福祉系・経営系のMBAなど、大学院進学には学士号が必須。認定看護管理者や専門看護師(CNS)の取得にも大学院修了が関係してきます。
- 海外就労ビザが取りやすくなる:オーストラリア・カナダなどで看護師として働く場合、学士号(Bachelor's degree)の保有が就労ビザ申請の条件になっていることが多いです。
- 大学で学んだこと自体が財産になる:心理学・社会学・統計・倫理など幅広い学問に触れることで、看護師としての視野が広がります。これは数字には表れにくいけれど、確実に蓄積される財産です。
看護師が大卒を目指すならどのコースがいい?
放送大学には6つのコース(専攻)があります。看護師に特におすすめなのは以下の3つです。
- 生活と福祉コース:高齢者福祉・介護・地域包括ケアが充実。看護師といえばこちらのコース。
- 心理と教育コース:発達・臨床心理学・カウンセリングを学べる。認定心理士や養護教諭ルートにも対応。
- 社会と産業コース:社会福祉・労働・法律などを幅広く学べる。福祉系資格の受験を視野に入れている方に。
費用と期間の目安
全科履修生として入学し、124単位を修得すると学士(教養)が授与されます。入学料は24,000円、授業料は放送授業1科目(2単位)12,000円。看護専門学校・短大で取得した単位を一部移行(認定)できるため、実質的な修得単位数は60〜80単位前後になるケースが多く、卒業までの総費用は約77万円(124単位フルに取得する場合)が目安です。
1学期あたりの取得単位数は自由なので、忙しい時期は2単位、余裕があれば6〜8単位と調整できます。4〜10年かけてゆっくり卒業する社会人学生も多く、無理なく続けられます。
入学は年2回(4月・10月)。詳しい情報は放送大学の公式入学案内ページをご確認ください。
まとめ:資格も単位も、まず「大卒」という土台から
放送大学ではいくつかの資格を取ることが可能です。
しかしわたしが最もおすすめしたいのは、まず「大卒(学士)」になること。それだけで給与・転職・資格受験・進学・海外就労と、複数のメリットが同時に手に入ります。
「いつかやろう」と思っているなら、まず資料請求と入学説明会への参加だけでもしてみてください。入学は年2回(4月・10月)、締め切りは入学月の2〜3ヶ月前が目安です。
▼ 放送大学の入学案内・資料請求はこちら
放送大学 入学案内(公式サイト)
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