こんにちは、30代でFIREした看護師大家もなか(@monaka_nurse)です!
不動産に挑戦すると「融資を使いたいけど、どこで借りればいいの?」という疑問に遭遇します。
銀行・信用金庫・日本政策金融公庫……金融機関にはさまざまな種類があって、初めてだとどこに相談すればいいか迷いますよね。この記事では、わたし自身の体験をもとにおすすめの融資先と、賢く活用するための順番をお伝えします。
なお、融資を使うべき人・使ってはいけない人の判断基準については不動産融資の正しい使い方|借金ありきは危険!自己資金がある人だけが融資を使うべき理由で詳しく解説しています。まだ読んでいない方はぜひ先にご覧ください。
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融資先の種類と特徴をざっくり整理
不動産投資で使える主な融資先は大きく分けて以下の4つです。それぞれに特徴があり、自分の状況や目的に応じて使い分けることが大切です。
①日本政策金融公庫(わたしのイチ推し)
日本政策金融公庫は政府100%出資の政策金融機関で、中小企業・個人事業主の支援を目的としています。民間銀行と異なり、利益追求よりも「事業を育てる」ことを重視しているため、初めての方でも相談しやすい点が魅力です。
わたし自身も不動産賃貸業のリフォーム費用でお世話になりました。その体験談はこちらの記事で紹介しています。
公庫の主なメリットは以下の通りです。
- 金利が比較的低い:民間銀行のローンより低金利で借りられることが多い
- 無担保・無保証人で借りられる制度もある:事業規模が小さくても申し込みやすい
- 女性・高齢者・創業者向けの金利優遇制度がある:看護師さんには女性起業家向けの優遇が使えるケースも
- 相談窓口が全国にある:気軽に足を運んで相談できる
ただし、公庫の融資は「事業」としての位置づけが前提なので、不動産賃貸業を個人事業として届け出ていることが大切です。また、融資額の上限が比較的低めなので、物件本体の大きな融資よりリフォーム費用など小口の融資から始めるのにとても向いています。
②地元の信用金庫・信用組合(長期の関係構築に最適)
わたしがもう一つ強くおすすめするのが地元の信用金庫や信用組合です。メガバンクや地方銀行と比べて地域密着型で、担当者との人間関係を築きやすいのが最大の特徴です。
信用金庫が融資に前向きになってくれる条件は、「この人はちゃんと返してくれる」という実績と信頼です。だからこそ、最初は小さな融資から始めて、着実に返済実績を積み上げていくことが重要なのです。
信用金庫のメリットをまとめると次の通りです。
- 地域の事業者を応援する文化がある:メガバンクでは断られる案件でも前向きに検討してもらえることがある
- 担当者と顔の見える関係が作れる:長く付き合うほど融資が通りやすくなる
- 将来の大きな融資につなげやすい:小さな取引の積み重ねが信頼になる
地域のための銀行なので、所有する不動産が遠方の場合は融資不可な場合があります。
③地方銀行
地方銀行は信用金庫より融資規模が大きく、物件本体の購入費用なども対応しやすいです。ただし審査基準が比較的厳しく、ある程度の実績や属性がないと融資は難しいです。信用金庫で実績を作った後にステップアップする選択肢として検討するとよいでしょう。
わたしは何もわからず初心者の頃に相談に行ったら、見事に門前払いでした笑
④ノンバンク・不動産投資ローン専門会社(慎重に)
銀行系の審査が通らない場合に使われることがありますが、金利が高め(年3〜5%以上)になりやすく、キャッシュフローを圧迫するリスクがあります。わたし個人としては、初めての融資先にはオススメしません。
【重要】日本公庫の受け取り口座を「信用金庫」にするメリット
ここが、わたしが特に強調したいコツです。
日本政策金融公庫の融資が決まると、融資実行時に現金が振り込まれる口座を指定します。このとき、「将来お付き合いしたい信用金庫の口座」を受け取り先にすることを強くおすすめします。
なぜかというと、これが信用金庫に対する「融資実績の証明」になるからです。
- 日本政策金融公庫という公的機関から融資を受けた実績が通帳に残る
- 「この人はちゃんと融資審査を通った人だ」という証明になる
- 信用金庫の担当者に「次はうちが融資したい」と思ってもらえるきっかけになる
信用金庫は、口座開設をしてその口座に入出金が積み重なることで、その方の財務状況が見えるようになります。公庫からの融資実行→信用金庫口座への着金→しっかりした返済の流れは、信用金庫にとって「この人は信頼できる」という強力なシグナルになります。
公庫と信用金庫、両方をうまく組み合わせて関係を育てていくイメージです。
小さな融資から始めることの大切さ
「どうせ融資を使うなら、最初から大きな金額を借りたい」と思う方もいるかもしれません。でもわたしは最初は少額の融資から始めることを強くおすすめします。
その理由は2つあります。
①返済実績が「信用の通帳」になる
金融機関が融資を判断するうえで最も重視するのは「過去に借りたお金をちゃんと返したか」という返済実績です。たとえ少額でも、期日通りにきっちり返済を続けることで「この人は約束を守る人だ」という信用が積み上がります。
リフォーム費用50〜100万円程度の小口融資を丁寧に返済することが、将来の物件購入資金(数百万〜数千万円規模)の融資獲得への道を開いてくれます。
②融資の経験値を安全に積める
融資の申請手続き・審査・契約・返済管理……これらを実際に経験することで、次の融資申請がぐっとスムーズになります。金額が小さければ、万が一想定外のことが起きても被害を最小限に抑えられます。まずは「練習」として小さな融資で経験値を積むことに大きな価値があります。
不動産投資の失敗例と照らし合わせると、最初からフルローンで大きく動いた方が後悔するケースが目立ちます。詳しくは不動産投資でよくある失敗例5選と回避策もご参照ください。
市町村・商工会議所の金利補助制度も必ずチェック
融資先を選ぶ際に、多くの方が見落としているのが市町村や商工会議所による金利補助・利子補給制度です。これを活用するかしないかで、実質的な金利負担が大きく変わることがあります。
市町村の金利補助制度
多くの市町村では、地域の中小企業や個人事業主の事業支援として、融資金利の一部を補助する「利子補給制度」や「制度融資」を設けています。たとえば、金利2%の融資を受けた場合に、市町村が1%分を補助してくれることで、実質金利が1%になる……というイメージです。
制度の内容・対象・金額は自治体によって大きく異なります。まずはお住まいの市区町村の産業振興課や中小企業支援窓口に問い合わせてみることをおすすめします。
商工会議所のマル経融資(小規模事業者経営改善資金)
商工会議所が窓口となる「マル経融資」は、日本政策金融公庫が実施する小規模事業者向けの融資制度で、無担保・無保証人・低金利が特徴です。商工会議所の会員として一定期間の経営指導を受けることが条件になりますが、その分、金利面での優遇が受けられます。
会員になることで経営相談・セミナー参加などのサービスも受けられるので、早めに入会しておくと後々スムーズに利用できます。条件や上限額は地域によって異なるので、地元の商工会議所に直接問い合わせるのが確実です。
わたしがおすすめする融資活用の順番
ここまでの内容をふまえて、わたしがおすすめする融資活用の順番を整理します。
- 自己資金を積み上げる:融資の前提として、まず自己資金を作る(自己資金の作り方はこちら)
- 地元の信用金庫に口座を開設する:口座の入出金実績を積み始める
- 市町村・商工会議所の制度融資を調べる:お住まいの地域の窓口に問い合わせる
- 日本政策金融公庫に相談する:リフォーム費用など小口からスタート。融資受取口座は信用金庫にする
- 丁寧に返済実績を積む:期日通りの返済を続けて信用を育てる
- 信用金庫に融資相談する:実績をもとに、物件購入資金など大きな融資へステップアップ
急がず、段階を踏んで信用を積み上げていくことが、長期的に安定した不動産賃貸業を続けるための王道です。
看護師が融資を受けやすい理由
看護師という職業は、金融機関の審査においてプラスに働く「属性」を持っています。安定した収入・資格職としての社会的信用・継続的な雇用実績……これらは融資審査でポイントが高い要素です。
とはいえ、属性はあくまで加点要素。自己資金という土台があってこそ、属性の強みが活きます。融資審査の準備術や看護師の属性が評価されるポイントについては不動産融資の正しい使い方の記事で詳しく解説しています。
まとめ:融資先選びは「関係づくり」から始まる
不動産融資でおすすめの融資先は、日本政策金融公庫と地元の信用金庫の組み合わせです。そして融資先選びの本質は、一度きりの取引ではなく長期的な信頼関係を育てることにあります。
- 公庫でリフォームなど小口の融資から始めて返済実績を作る
- 融資受取口座を信用金庫にして、信用金庫への実績づくりにつなげる
- 市町村・商工会議所の金利補助制度を忘れずチェックする
- 丁寧な返済の積み重ねが、次の大きな融資を呼び込む
焦って大きな融資を狙うより、小さな実績をコツコツ積む方が、長い目で見ると大きな資産形成につながります。不動産賃貸業の全体像を把握したい方は看護師×不動産賃貸業ロードマップもぜひご覧ください!















