
「株主優待って面白そう!」と思ってこの記事を開いてくれた方、少し正直な話をさせてください。
私は株式投資の利益だけで生活できる状態で、実際に複数の株主優待を保有していますが「優待目当ての投資」についてはおすすめできません😂
株式投資の本質は「価値のある株を適正価格(できれば割安)で買うこと」です。
優待の有無に関係なく、良い株を良い価格で買えれば十分な利益が見込めます。
逆に言えば、優待に釣られて割高な株や業績の良くない株を買っても、トータルでは損をするリスクの方が高いのです。この前提を頭に置いておくと、優待投資の見方が変わってくると思います。
とはいえ「優良な株に株主優待があったらとってもお得!」という事実もあります^ ^
この記事では、前半で人気の優待をざっくり紹介しつつ、後半では実際に使ってみてわかったリアルな感想をお伝えします。「優待投資を始めようかな」と考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
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株主優待とは?簡単におさらい
株主優待とは、企業が一定数以上の株を保有する株主に対して、自社製品・サービスの割引券や無料券などを提供する制度です。日本独自の文化で、個人投資家に根強い人気があります。
ただし、優待の「お得さ」は額面だけで判断できません。株価・取得コスト・使い勝手・株価下落リスクまで含めてトータルで考える必要があります。この視点を忘れると、優待をもらっているつもりが実は損をしている、なんてことになりかねません。
人気の株主優待3選
まずは検索でよく上がってくる人気優待を3つ紹介します。「どんな優待があるの?」という方はここから読んでみてください。
① オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート)
ディズニーのパスポートがもらえる、知名度No.1の優待です。一定の保有条件を満たすと年1枚の1Dayパスポートが受け取れます。ディズニー好きには魅力的に映りますが、株価が非常に高いため必要な投資額も大きく、優待利回りで見るとかなり低めです。「夢のある優待」ではありますが、純粋な投資効率でいうと見栄えしません。
② マクドナルド(日本マクドナルドホールディングス)
バーガー・サイドメニュー・ドリンクの引換券が年2回もらえる、庶民派の定番優待です。100株から取得でき、投資額も比較的手頃。マクドナルドをよく利用する方には使いやすい優待ですが、使用期限があるため使い忘れにも注意が必要です。
③ ANA・JAL(航空株)
国内線が約50%割引になる優待券が年1〜2回もらえます。旅行が多い方には魅力的。ただし航空株は景気や社会情勢の影響を受けやすく、コロナ禍では株価が大幅に下落した経緯があります。
実際に使ってみた正直な感想
ここからが本題です。私が実際に保有している楽天モバイル(楽天グループ)・オリエンタルランド(ディズニー)・小僧寿しの3つについて、包み隠さず評価します。
楽天モバイル(楽天グループ)→ 唯一「優待目当てでも良いかも!?」と思える優待
わたしが本当にお得だと感じているのが楽天モバイルです。優待内容は毎月の通話料無料+30GBのデータ通信。毎月の通信費がほぼゼロになるので、優待の恩恵を毎月リアルに実感できます。通常3,278円、一年で約4万円にもなります。
株価は不安定で投資としての評価は難しいですが、数年保有し続ければ優待だけで投資額をほぼ回収できそうなくらいのお得感があります。
電話し放題は嬉しいですよね。不動産関係で長電話になる時も通話料を気にしなくていいのはとっても快適です😊
オリエンタルランド(ディズニー)→ 夢はあるけど投資効率は良くない
ディズニーの優待は憧れますよね。私も保有していますが、正直なところ「インデックス投資の利益でチケットを買った方が、トータルでお得」という結論に至っています。
2026年4月の株価だと、優待に必要な株は500株で約124万円。
| 項目 | オリエンタルランド株 (500株) | インデックス投資 (年利5%想定) |
| 主なリターン | パスポート1枚(約1万円相当) | 現金(約6.2万円 / 年) |
| 配当金 | 約7,000円(税引前) | - |
| 合計利益 | 約1.7万円相当 | 約6.2万円 |
| 実質利回り | 約1.4% | 5.0% |
長期保有の場合は100株で済みますが、もらえるのは3年後からです。
| 比較項目 | オリエンタルランド (100株長期) | インデックス投資 (年利5%想定) |
| 1〜3年目 | なし(配当のみ 約1,400円/年) | 約1.2万円 / 年(再投資なら複利) |
| 4年目以降 | パスポート1枚(約1万円相当) | 約1.2万円 / 年 |
| 3年間の機会損失 | - | 約3.8万円(利益合計) |
結局機会損失もあり「普通に全世界株などに投資した方がよい」となってしまします、ざんねん^^;
ディズニーチケットが毎年もらえるのは夢がありますが、「夢のある優待」と「合理的な投資」は、残念ながら別の話です。
小僧寿し→ 使うのが地味に面倒
小僧寿しの優待は食事割引券です。株価は安いのに500円分の割引券なので結構お得!
しかし優待を使うためにアプリのインストールが必要で、さらに使用期限も管理しなければなりません。「せっかくの優待なのに使い忘れた…」となりがちです。
株価下落のリスクもあり、手間・リスクを考えると総合的なコスパはあまり良いとは言えません。
結局は普通にインデックス投資をしていた方が良さそう、という結論になります。
株主優待、結局お得なの?
上記で説明した通り、多くの株主優待は「思ったほどお得ではない」と感じています。その理由を少し丁寧に説明します。
株式投資の本質は、「価値のある株を適正価格で買うこと」です。業績が良く、将来性のある企業の株を適切な価格(できれば割安)で買えれば、株価の上昇や配当として利益が返ってきます。優待はあくまでそのおまけです。
問題は、優待に引きつけられて「優待が魅力的だから」という理由だけで株を買ってしまうケースです。業績が振るわない企業や、株価が割高な企業でも、優待目当てで保有し続けると結果的に損をすることがあります。優待の価値より株価の下落幅の方が大きくなれば、トータルでマイナスになるのは当然です。
さらに見落としがちなリスクが、「株主優待の廃止」です。近年、優待を廃止して配当に一本化する企業が増えています。優待廃止が発表されると株価が急落するケースも多く、優待目当てで保有していた投資家が損失を抱えることになります。「優待があるから安心」という発想は危険です。
「すばらしい株を入手したら優待までついてきた!」これに関しては文句はありません。
おまけに釣られることなく、わたしは今後も地道に優良な会社の株を増やしていきたいと思います。
まとめ:優待投資を始める前に知っておいてほしいこと
株主優待はロマンがあって楽しいものですが、「優待がもらえる=お得」ではありません。株価・取得コスト・使い勝手・優待廃止リスクをトータルで考えてから保有を検討することをおすすめします。
これから投資を始める方は、まずインデックス投資で資産を積み上げることを優先し、余裕ができてから自分の生活に合った優待を選ぶのが堅実な順番だと思います。
あなたの資産を堅実に増やす参考になれば嬉しいです!












